学生ビザとは

学生ビザとは、学生として就学を目的とした人の入国を認め、政府が認定した学校への通学を許可するビザ(入国証)のことをいう。

学生ビザは、アメリカでは通常「F-1」ビザと呼ばれ、全日制の学生(小学校から大学院博士課程まで)、語学学校に通う学生にこのビザが発行される。その家族(配偶者および21歳以下の子ども)には「付帯ビザ」(F-2ビザ)が発行される。付帯ビザでは就労することは許可されていない。F-1ビザの取得者は、労働許可証(ワークパーミッション)を取得することによって、週20時間までの就労が認められる。学生ビザの有効期限は、1年から5年の学業が終了するまでの期間で、出席率など一定の条件をクリアできない場合、取り消されることがある。大学であればGPAの値に注意したい。

アメリカの学生ビザは、F-1(通称、Fビザ)以外にも、種類に応じて「サブクラス」という分類に分けられている。M-1(通称、Mビザ)は、学位の取得を目的としない、技術取得などを目的とした専門学校生や職業訓練生向けに発行されていて、これは通常短期間だけ認められる。J-1ビザ(通称、Jビザ)は、インターンシップなど特別プログラムで認定された交換留学生や研究者に発給されるビザで、その家族に対しては申請によってJ-2ビザが発給され、労働許可証があれば現地で就労できる。